マンガばっかり

マンガ批評

あかね噺

★★★★★

末永裕樹・馬上鷹将による落語女子マンガ。
落語を扱ったマンガは、近年、少なからずあったが、「週刊少年ジャンプ」に連載中のこのマンガは、きちんと伝統的な落語をきちんとあつかっていながらも最大限のエンタメにしあげていて、とてもよいと思う。
「スポ根」ならぬ「落語根性もの」=「落根」とでも名付けたくなるような手に汗を握るマンガになっている。
父である落語家は真打への昇進試験にてまさかの破門。
なぜ父が破門になったのか、破門にした落語会の重鎮・阿良川一生が許せないとばかりに入門するのが女子高生・朱音。
抜群の能力と向こうっ気の強さを持つ朱音だが、広くて奥深い落語の世界には知らないことばかり。
少しずつステップアップする日々が続く…
5巻まで読んだところだが、これは目が離せない。

(No.1371)