マンガばっかり

マンガ批評

小さなお茶会

★No.045 小さなお茶会-ぷりんともっぷの四季- 猫十字社
★★
猫十字社による80年代初頭のメルヘン・マンガ。
このたび完全版が出るという…
リアルライフに取材した作品の方が古びるのが早いような気がしていたが、猫を主人公にしたアン・リアルな世界の方が古びるのが早いのだなぁと思わされた。
とにかく内容のよしあしよりも前に感覚の古さから作品に入り込めない。
もちろんまったく理解できないわけではないのだけれど、いつか「清里のペンションに泊まってテニスとかしたいなぁ〜」と真顔で言われるような気恥ずかしさなのである。
まぁ、若い人たちにはこういうのが逆にすっと入り込めたりするのかもしれないけれど…